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ジョブズと言えば
店長情報 › ジョブズと言えば › 2015年10月

2015年10月30日

傾向を好むようだ

アイデアと才能の豊かさで語られることが多い。
デザインにこだわりを持ち、iPhone も独創的なものを作り上げ、Apple を一時、時価総額で世界一を成し遂げた。
ほぼ同年代のビル・ゲイツと比較されることが屢々(しばしば)。
ジョブスは、「Microsoft の唯一の弱点は、センスがないところ」
と一言で一刀両断に切り捨てたりもした。
だけども、
ゲイツは、コンピュータが持っていた不安定性を極力少なくした
「Windows 3.1からWindows95」の開発で、Apple を凌ぐことになる。
今でも、どちらが、すぐれているなどと一概には、表現することはできない。
同時代を行きた二人だが、
アプローチの面で、好対照の世界を見てとることができる。
好対照と言えば、三島由紀夫の『文章読本』に、二人水解蛋白の作家の文体について書かれた箇所がある。
一人は、森鴎外。
今、一人は、泉鏡花。
いずれも、日本文学界を代表する作家。
森鴎外の『寒山拾得』を例に挙げ、「明晰な文体」ぶりを手放しで評価する。
一方、泉鏡花の『日本橋』を分析して、鏡花文学の離れ業に似た独創的な文体を評価する。
たしかに、鏡花と言えば、今なお、その文体に惚れ込む人たちがいて、ひそかに売れ続けている。
この好対照の二人は、さしずめ、ビル・ゲイツ母乳餵哺が鴎外。スティーブ・ジョブズが鏡花ということになる。
気づいてみれば、私自身は長年のMac ユーザーで泉鏡花のファンと来ている。  


Posted by ジョブズと言えば at 13:01Comments(0)